ホーム受診のご案内 > 専門外来のご案内

専門外来のご案内

めまい外来

当科のめまい外来では、メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎などの末梢性(内耳性)めまいだけでなく、様々なめまい疾患に対する診断と治療を行っています。

難治性メニエール病に対しては、内リンパ嚢開放・高濃度ステロイド挿入術を行い、めまい発作の抑制だけでなく難聴の回復もめざしています。良性発作性頭位めまい症に対しては、眼振の3次元解析により病巣半規管を同定し、耳石置換法による治療を積極的に行っています。前庭神経炎に対しては、早期のステロイド治療を行っています。慢性的な平衡障害に対しては、バーチャルリアリティー(仮想現実)を用いた平衡訓練を開発しており、実際に治療を開始する予定です。

顔面神経外来

顔面神経麻痺

ベル麻痺やハント症候群などの顔面神経麻痺は、早期の治療により比較的予後良好な病気ですが、発症当初は軽くても数日で進行する例もあり、発症後できるだけ早く受診することを勧めます。 当科ではステロイド・血管循環改善薬による点滴治療を行っています。

また、顔面神経障害の程度を電気生理学的検査で評価し、高度な顔面神経の障害のために後遺症の発症が予想される場合には、ミラーバイオフィードバック療法による後遺症の予防を行っています。また、顔面神経麻痺後に後遺症が発症してしまった症例に対しては、ボツリヌス・ミラーバイオフィードバック療法による治療を行っています。

顔面けいれん

顔面神経外来では顔面神経麻痺のほかに、顔面けいれんや顔面ジストニアなどの不随意運動の診断と治療も行っています。不随意運動とは、顔を動かそうとしてないのに自然に不快な動きが出る病気です。 このような不随意運動に対してはボツリヌスという薬剤が非常に有効であり、当科でも治療を行っています。

難聴外来

難聴外来では、主に伝音難聴の聴力改善を目的とした鼓室形成術を行っています。対象となる疾患は、1)慢性中耳炎、2)真珠腫性中耳炎、3)中耳奇形などです。慢性中耳炎の鼓膜形成術では、短期入院を取り入れています。耳硬化症や外リンパ瘻に対しては、内耳手術で治療しています。耳が全く聞こえず補聴器も役に立たない難聴の患者さんには、人工内耳の手術を開始しました。 突発性難聴などの感音難聴や耳鳴などの疾患も診察しています。

小児難聴・言語外来

小児の先天性難聴の頻度は、小児1000人〜2000人に1人と言われています。当科の小児難聴外来では、先天性難聴だけでなく滲出性中耳炎なども含めた小児の難聴・コミュニュケーション障害の早期発見と治療を行っています。小児の聴力測定に関しては、聴性脳幹反応(ABR)、聴性定常反応(ASSR)、ピープショーなど年齢に応じた聴力検査機器を備え、聾学校と連携を取った0歳児からの補聴器を用いた聴能訓練、小児の人工内耳とハビリテーションも行っています。また、大阪府立母子保健総合医療センターともタイアップしています。

補聴器外来

当科では補聴器適合検査が行える施設として、厚生省より認定されています。難聴にて困っている患者に対して、最適の補聴器を適合できるよう努力しています。

鼻・アレルギー外来

慢性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療は、近年大きく変わりました。まず、マクロライド系抗生物質の少量長期投与法という新しい治療法が開発され、軽症の慢性副鼻腔炎では薬だけでも治るようになりました。手術が必要な場合は、内視鏡を用いた低侵襲手術(Endoscopic Sinus Surgery、ESS)が行われます。マイクロデブリッター、KTPレーザー、超音波メスなど高性能の機器を積極的に導入し、さらにナビゲーションを用いた安全な手術を心がけています。

アレルギー性鼻炎

花粉症の患者さんには、眠気の副作用がほとんどない第2世代の抗アレルギー薬や鼻噴霧ステロイドによる初期治療をお勧めしています。徳島県では、2月中旬よりスギ花粉が飛散を始め、引き続いて5月初めまでヒノキ花粉が飛散しますので、それまでの投薬が必要です。

通年性のアレルギー性鼻炎の患者さんにはレーザー治療、鼻閉が強い患者さんには、粘膜下鼻甲介骨切除術と鼻中隔湾曲矯正術、難治性のアレルギー性鼻炎の患者さんには後鼻神経切除術を行ってます。

睡眠時無呼吸外来

当科では、いびき症や閉塞型睡眠時無呼吸の診断と治療を行っています。小児の閉塞型睡眠時無呼吸症候群は、口蓋扁桃摘出術とアデノイド切除術でほとんどの場合、治癒します。成人の閉塞型睡眠時無呼吸症候群は、CPAP(持続陽圧呼吸療法)による治療が標準的ですが、鼻閉がある患者さんには使えませんので、鼻腔通気改善手術を行います。また、口蓋扁桃が肥大している成人の閉塞型睡眠時無呼吸症候群の場合はUPPP(口蓋垂口蓋咽頭形成術)を行って治療します。

頭頸部腫瘍外来

頭頸部腫瘍は頭頸部に発生する腫瘍であり、頭頸部における悪性腫瘍の発生率は全悪性腫瘍の約5%を占めます。喉頭癌、舌癌・口腔癌、咽頭癌、副鼻腔眼、唾液腺癌、甲状腺癌、聴器癌を含みます。

喉頭癌

当科の喉頭癌の原発巣に対する治療方針は、T1症例に対しては放射線単独治療もしくはKTPレーザーによる切除術を行います。T2症例に対しては、少量シスプラチン併用の放射線治療を行います。T3・T4症例に対しては、原則として喉頭全摘出術を行いますが、手術不可能症例もしくは手術拒否症例に対しては、化学療法同時併用の放射線化学療法を行います。

当科の喉頭癌のstage別生存曲線

喉頭癌全症例の5年生存率は72.4%で、Stage別ではstageTが89.3%、stageUが78.7%、stageVが60.0%、stageWが30.8%です。

当科の喉頭癌の部位別の生存曲線

声門癌の5年生存率は88.2%、声門上癌の5年生存率は45.9%です。

当科の声門癌のstage別の生存曲線

声門癌のStage別では、stageVが100%、stageTとstageUがそれぞれ91.7%、stageWが50.0%です。

当科の声門上癌のstage別の生存曲線

声門上癌のStage分類では、stageTが75.0%、stageUが71.4%、stageVが33.3%です。

中咽頭癌

当科の中咽頭癌全体の5年生存率は47.3%です。

当科の中咽頭癌の生存率曲線

当科の中咽頭癌のT分類別生存率曲線

当科の中咽頭癌のNの有無別生存率曲線

下咽頭癌

当科の下咽頭癌全体の5年生存率は35.2%です。

当科の下咽頭癌の生存率曲線

当科の下咽頭癌のT分類別生存率曲線

当科の下咽頭癌のNの有無による生存率曲線

唾液腺外来

当科の唾液腺外来では、ドライアイやドライマウスを訴えるシェーグレン症候群の診断と治療を行っています。ミクリッツ病の患者さんの診断と治療も行っています。

味覚外来

味覚外来では、「味」がわからない患者さんを治療しています。舌炎や口内炎などの明らかに異常が認められない場合には、血液中の亜鉛の不足が原因のことが多く、亜鉛製剤の投与により治療します。

音声外来

当科の音声外来では、声帯ポリープ、声帯結節、喉頭癌、反回神経麻痺、けいれん性発声障害などの声の病気のほかに、口蓋裂、ことばの遅れ、失語症などの言語の病気も扱っています。電子内視鏡、ストロボスコープ、喉頭筋電図、構音検査などを用いて診断を行っています。喉頭微細手術や声帯注入手術などの音声外科的治療だけでなく、音声訓練や喉頭癌で喉頭を失った患者さんの手術後の音声の再獲得もサポートしています。

ページの先頭へ