教室60周年記念祝賀会
徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室開講60周年記念式典
武田憲昭
徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室が、平成16年4月をもちまして開講60周年を迎えます。同門会の先生方とともに、この喜びを分かち合えることを、大変嬉しく思っております。
我が徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室は、昭和19年4月に白川吾一郎教授が開講されました。記録によりますと白川先生の教授発令は昭和19年4月14日ですので、ちょうど60年前ということになります。徳島大学医学部は、旧7帝大、旧6医大に次ぎ、戦後、国立に移管した医学部のなかでも最も古い歴史のある大学で、耳鼻咽喉科学教室はその前身である徳島県立徳島医学専門学校の設立時からある最も古い講座であります。60年前の設立時からある講座は、内科、外科、婦人科、放射線科、眼科と耳鼻咽喉科であります。白川先生がお作りになられた立派な教室を、檜 学教授がさらに発展にせられ、次いで小池靖夫教授が現在のような活発な教室に育てられました。私は平成11年よりこの伝統ある教室を担当させていただき、教室の伝統と私の理想とする医学、医療との融合、発展に努力しています。
このたび、同門会の先生方を中心に60周年記念事業が進められました。この記念事業の第1の目的は、教室の正確な歴史を長く後世に残すことにあります。この記念事業の第2の目的は、60年という長い教室の歴史に思いを馳せ、先達の先生のご苦労に感謝することにあります。そして、この記念事業を期に、若い先生が徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室の歴史に自信を持ち、次の10年、20年の新しい歴史を作っていく原動力になって欲しいと願っています。
常に臨床を向上させ、研究を継続し、関連病院を維持発展させてきた徳大耳鼻咽喉科学教室の先輩の先生方に感謝申し上げるとともに、ご支援して下さった同門会の先生方にも厚く御礼申し上げます。
教室開講60周年を期に、私は教室員とともに徳大耳鼻咽喉科学教室に対して自信と誇りを持ち、さらなる発展に努力したいと決意しています。最後に、同門会の先生方にはこれからも変わることのない教室へのご支援を賜りますようお願い申し上げ、開講60周年の言葉とします。
徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室開講60周年記念式典 式次第 司会進行 来島絹代 1. 挨拶 徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室同門会会長 岡田修治 2. 記念講演会 徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室の60年の歩み 徳島大学学医学部耳鼻咽喉科教授 武田憲昭 コンピューター利用の今昔 徳島大学名誉教授 小池靖夫先生 医学の系譜 ―アラビア医学の占める位置― 徳島大学名誉教授 檜 學先生 徳島大学のめざすもの 徳島大学学長 青野敏博先生 3. 記念写真撮影 4. 記念祝賀会 開会の辞 徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室同門会副会長 雫 俊一 挨拶 徳島大学医学部耳鼻咽喉科教授 武田憲昭 来賓祝辞 徳島大学学長 青野敏博先生 乾杯 徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室同門会元会長 関根唯和 祝宴 スピーチ・スライド ―白川時代、檜時代、小池時代、武田時代の思い出― お礼 徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室開講60周年記念事業実行委員長 松浦健次郎 閉会の辞 徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室同門会副会長 仁木 宏 |